2014年9月28日日曜日

9月28日 板橋エイサーまつり・ワークショップ

昨日は碧井かおりさんにお手伝いをお願いし、
板橋区商店街連合会さまの主催する「板橋エイサー道じゅねー」でのワークショップ出展。





 昼食を急いで済ませて定刻にオープンするとあっという間に20人の子供達でいっぱい。
その後も子供達は入れ替わり立ち替わり元気に遊び続け、こちらは圧倒されっぱなしでした。

ステージも数曲軽く歌うと言う打ち合わせのはずが、
山里青年会演舞後の余韻と大観衆の残るメインステージでの演奏となりました。...



衣装に着替える間も無い慌ただしさでしたが、気持ちを切り替えいつも通りほのぼの楽しく演奏させていただきました。






ワークショップ会場前は練り歩きルートだったので、忙しい合間にも新風エイサー・真南風エイサーの素晴らしい演舞を楽しませていただきました。


最後は店仕舞いを終え、宵闇の中ますます熱を増す山里青年会の演舞を見つつ、おつかれビール!




 旧盆のオーラが立ち昇る演舞、流石でした。ご先祖様も戻って来てしまったのでは。
最後のカチャーシーも去年に続く凄い盛り上がりでした。

 皆さんおつかれさまでした。

2014年9月27日土曜日

9月27日 成増・兎月園商店街 ライブ

成増・兎月園商店街での演奏でした。




 

 

エイサー祭りの開幕を知らせる演奏という事で、
商店街の電気屋さん前にステージを組む変わった演奏でした。

始めは人も少なくどうなるか心配でしたか、エイサーチームの皆さんによるサクラ効果もあり、
音を出す程に徐々に集まっていただき、踊りまで始まる楽しい演奏になりました。...

良い意味でチンドン屋さんのような宣伝演奏、新鮮でした。
終演後はエイサーチームの熱演を応援し、担々麺でおつかれさまでした!




明日は遊座大山商店街にて、エイサーで盛り上がる中、
三線体験ブースを出展しています。
14:00〜17:00 途中ミニライブもやります。

2014年9月24日水曜日

ある日のことでございます

先日のこと。とある古三線コレクター様にお会いして来ました。

 数十丁のコレクションのあれこれをご開帳いただき、全て皮張り直しを済ませてある古三線や珍品の数々を弾き比べ。
特に感動した3つを写真と共にご紹介します。

"星克の三線" ...


言わずと知れた新安里屋ユンタの作詞者で著名な政治家でもあった星克氏、趣味で三線製作もされていたそうで、その中の1棹。
天の造りなどあまり美しいとは言えずモッタリした三線で響きも今ひとつ…、
ですが、あの名曲を作った方の手によるものと思うと重たく感じます。
試奏は星克作詞の「新港節」で。



 
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"知念大工製作の知念大工(?)"


王府時代、1740年作の三線。
現在の知念大工型とは異なりますが、特徴が誇張される前の古いフォルムだとか。
この年式は知念大工氏が王府の三線主取として在任していた時期であり、オリジナルの一つである可能性もあるとか。
意外に細身で非常に優雅な曲線を描いた棹でした。
糸巻きはオリジナルのまま、胴は黒く風化していてとても使えないので、
新胴をつけて試奏すると、細身なのにドンと低音が響き、
枯れた味わいながらも力強い素晴らしい音色でした。
試奏はこれしかないと「かぎやで風」にて。

 
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"遊女加那の三線"


辻遊郭の尾類であった加那と言う女性が、男性との別れに際して自分の三線を贈ったものだとか。
型は小真壁でスケールも心持ち短く、棹は演奏可能な限界まで細く細く削り込まれています。
象牙糸巻きが洒脱に組まれ、久葉ぬ骨型など細身の棹を特に好んだと言われる辻遊郭のイメージにぴったり。
逸話はフィクションかも知れませんが、本当に辻で使われていたのではと思わせる一棹でした。
音は細い割に高音が抜けず、低音は無論鳴らないイマイチな音色でしたが、名器ばかりでは無かろうと思います。
本島民謡好きとしては嬉しい出会いでした。
試奏は「サイレン節」、もひとつ「キザミ節」にて。
一二時三時四時五時と、六時のサイレン鳴るまでは、愛し主さんと腕枕…
眼福耳福の素晴らしいひとときでした。

 
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 琉球王国時代の三線も修理すればまだまだ現役であることを目の当たりにし、
家宝と受け継がれる沖縄三線の底力を感じさせていただきました。